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研究者インタビュー 藤田 桂英 准教授

藤田 桂英 准教授
2008年、名古屋工業大学情報工学科卒業。
卒業後、同大学で博士号を取得。専門は人工知能。
人工知能、自動交渉、マルチエージェントシステム、自然言語処理について研究している。
研究室URL http://katfuji.lab.tuat.ac.jp/

Q1. どんな子ども時代でしたか?

藤田 桂英 准教授

子どもの頃から、「発明」「ものづくり」「創造」が大好きな子どもで、図書館でものづくりの偉人の伝記を良く読んでいました。子どもの頃に携帯電話や、インターネットが普及し始めて、いろいろな情報が繋がっていくことにワクワクしていました。パソコンは好きで子どもの頃から使っていました。

Q2. 先生の専門分野とその出会いについて教えてください

大学生の時に、「人間ぽい」ロボットに興味を持って、外見よりも中身(脳)の部分を作りたいと思ったことが出会いです。子どもの頃、ドラえもんを読んでいて、「ドラえもんの道具が使えたら楽しいだろうな」と考えていました。学生時代に、ホンダのASIMO、それを契機に様々なヒューマノイドロボットが出てきたこともきっかけだと思います。

Q3. 先生が研究者になろうと思ったきっかけにはどのようなことがありますか?

藤田 桂英 准教授

自分のアイディアとコンピューターがあれば、様々な新しいことに挑戦できること、さらにいろいろな人に使ってもらえることに可能性を感じたことがきっかけです。自分の中にあるアイディアをどうやって形にしていくか、情報工学はとてもクリエイティブな世界だと思います。

Q4. 研究の内容について教えてください

藤田 桂英 准教授 研究内容

人間の知的な活動を、コンピューターを使って実践する研究をしています。例えば、参加者が1000 人ぐらいの会議を、インターネット上で開催するとします。コンピューターは言語処理や知的処理を行いながら、進行役のアシストをします。WEB 上で開催すれば場所の制約がなくなるので、様々な人の参加が見込めます。このような最先端のシステムを社会実装することも研究の一環で行っています。

Q5. 今後、研究はどのような場所で活かされていくのでしょうか?

SNSや多面式の議論の場など、人間が議論し、話し合うあらゆる場所で活かされていくと考えられます。このようなプロジェクトを成功させるために、社会学、法学、都市計画など様々な分野の先生とプロジェクトを組んでいます。様々な分野からの新しいアプローチが、物事が解決の道に進んでいくことでしょう。

Q6. どのようなことが学べますか?

プログラムを書くことを通じて、コンピューターを自分の好きに動かすことができるようになります。また、何か物事を行うときに、より良いやり方を見つけようという思考方法が身に付きます。これは「アルゴリズム」といって、情報学や数学などで用いられる思考方法です。

Q7. これから学ぶみなさんへのメッセージ

藤田 桂英 准教授

人工知能や情報工学は夢のある分野です。想像の世界だけでなくて、現実が近づいてきています。自分の想像や理想が現実になる、「夢を叶える」ことができる学科です。世の中にあふれている様々なサービスも情報工学の技術に支えられていますので、将来的にはクリエイティブな仕事に就くこともできます。

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