情報工学専攻/情報工学科には、情報工学の広範な研究分野(計算機システム系、数理知能系、情報メディア系)を網羅する研究室が揃っています。各研究室は、国内外の大学、企業、公的研究機関から集められた多彩な教育研究スタッフによって運営されています。常に最先端を目指した研究活動が行われており、競争的研究費の獲得や企業との共同研究にも多くの実績があります。
このページでは各研究室の教育研究活動の概要を紹介します。個別の研究テーマの詳細については各研究室のホームページをぜひご覧下さい。
教授: 並木 美太郎
本研究室では、WindowsやLinuxを超えるOS(オペレーティング・システム)の研究を行っています。ネットワーク、モバイル・ユビキタスコンピューティング向けの新しいコンピュータの新しいOSを自分たちで生み出してみませんか。
卒業研究テーマの一例
教授: 金子 敬一
金子研究室では、信頼性の高いコンピュータの構成方法を理論的に研究しています。たとえば、コンピュータを改良して、人工衛星など、簡単に修理しに行けないところで動作中に、少しぐらい壊れても動き続けることができるようにすることを目指しています。
卒業研究テーマの一例
仮想物体を直接手で操作するVRシステム、アバタになって会話する音声チャット、忙しさを察知して情報提示するシステムなど、バーチャルリアリティやヒューマンインタフェースに関する研究をしています。みなさんも一緒に未来のインタフェースを考えてみませんか。
卒業研究テーマの一例
准教授: 清水 郁子
清水研究室では、カメラとコンピュータで視覚機能を実現するための研究を行っています。2次元のデータであるカメラ画像から、3次元の実世界を認識するための基礎となるアルゴリズムの開発や様々な実用的なシステムへの応用を目指しています。
卒業研究テーマの一例
教授: 山井 成良
現代社会に不可欠なインターネットに関する研究を行っています。組織ネットワークを複数のISP経由でインターネットに接続するマルチホームネットワーク技術やインターネットを安全に利用するためのセキュリティ技術など、将来のインターネットを支える技術を一緒に生み出しましょう。
卒業研究テーマの一例
准教授: 中條 拓伯
中條研究室では、計算機の内部の仕組み、すなわちハードウェアやコンピュータアーキテクチャの研究を中心に、特に中央処理装置(CPU)と呼ばれる、コンピュータの頭脳にあたる部分の高性能化とともに、高性能計算機システムの研究に励んでいます。
卒業研究テーマの一例
教授: 近藤 敏之
近藤研究室では、生物が持つ柔軟な情報処理メカニズムを工学的に応用する方法について研究しています。具体的には、仮想的に作り出した未知環境に対して人間が適応する過程を調べ、リハビリテーションを支援するロボットなどに応用する研究を行っています。
卒業研究テーマの一例
教授: 藤波 香織
日常生活空間で誰もがコンピュータの存在を意識せずにその恩恵にあずかれるように、身体装着物や日用品・建築物をスマートにする研究に取り組んでいます。また、新たなアプリケーションやその開発者のためのソフトウェア部品も研究対象としています。
卒業研究テーマの一例
准教授: 堀田 政二
堀田研究室では、パターン識別器やクラスタリング手法、および半教師付き学習に関する研究を行っています。これらの手法を画像やビデオなどのメディア情報の検索や認識に応用する研究も行っています。
卒業研究テーマの一例
准教授: 宮代 隆平
宮代研究室では、社会の中に現れる様々な工学的問題に対して、なるべく”良い”解決法を見出す事を研究しています。これらの問題を数理的にモデル化し、組合せ最適化・数理計画というツールを駆使して最適な答えを探します。
卒業研究テーマの一例
准教授: 山田 浩史
オペレーティングシステムや仮想マシンといった、プログラムの実行基盤となるシステムソフトウェアの研究を行っています。ハードウェアの進化に追従しつつ、コンピュータシステムの信頼性を飛躍的に向上させるためのシステムソフトウェア技術を探求し、豊かなコンピュータ社会を創造,実現していきます。
卒業研究テーマの一例
准教授: 藤田 桂英
マルチエージェントシステムやデータマイニングを中心とした人工知能に関する研究を行っています。また、人工知能技術を基盤として、意思決定支援システム、ナレッジマネージメント、医療情報解析などの応用研究も行っています。最終的には、コンピュータと人間の協調に基づく意思決定支援システム構築を目指します。
卒業研究テーマの一例
准教授: 渡辺 峻
渡辺研究室では情報セキュリティ技術を、情報理論の観点から研究しています。どうすれば安全に通信できるのか、どうすれば情報を漏洩することなく計算(データ処理)できるのかといったことを理論的に解明することを目指しています。
卒業研究テーマの一例
准教授: 中山 悠
中山研究室では、次世代のモバイルネットワーク/コンピューティングやリアルタイム性の高いIoTなどのアプリケーション、そしてそれらを上手に活用する仕組みを研究しています。またそれを通じて、人口減少や自然環境保全、防災など社会的課題の解決に寄与することも目指しています。
卒業研究テーマの一例
教授: 斎藤 隆文/助教: 北 直樹
「百聞は一見に如かず」と言われるように、斎藤研究室では言葉では伝えきれない膨大な情報を画像でわかりやすく伝える研究を行っています。また、特徴をわかりやすく強調した画像の生成や、長時間の映像から特徴を1枚の静止画で提示する研究にも取り組んでいます。
卒業研究テーマの一例
准教授: 田中 雄一
携帯電話のような小さい画面から映画館のような超大スクリーンまで、デバイスや通信速度にかかわらずいつでもどこでも一番きれいな映像を見るための研究を行なっています。特に映像圧縮・表示技術に対する革新的な理論の創出を目指しています。
卒業研究テーマの一例